- まちの専門家グループHOME >
- 士業紹介 >
- 司法書士 > 司法書士にインタビュー
司法書士法人ウィスタリア/司法書士 山根一真
【Q1】まず、プロフィールを簡単にご紹介ください。 昭和50年、島根に生まれ、5歳以降は大阪で育ちました。 同志社大学 法学部法律学科を卒業して神奈川に遷り、平成10年から14年まで溝淵司法綜合事務所に勤務しました。 そして平成15年に司法書士試験に合格して、独立開業に至りました。
【Q2】司法書士を志したきっかけを教えてください。 大学は法学部に進んだこともあって、卒業後は漠然と法律に関係する仕事に就きたいと思っていました。 司法試験を目指し弁護士や検察官になりたいという友人が多かったのですが、私自身、元々争いごとが性に合わず、思い悩んでおりました。 そんな中、私の兄から「司法書士という仕事はどうか」と勧められ、その資格について調べていくにつれ、強く興味を持ちました。 その当時は業界全体が登記業務から成年後見、簡易裁判代理権といった新たな分野に非常に前向きに取り組もうとしていた時でもありました。 民法ゼミに在籍していたこともあり「これこそ大学で勉強したことを活かせる仕事だ」と思い、司法書士を志そうを決意したわけです
【Q3】司法書士になるためにどんな勉強や経験をされましたか? 民法が好きで大学の民法ゼミにおりましたが、司法書士として仕事をする上で必要な、「法律」というものに対する考え方を学ぶことができました。 その後お世話になった溝淵司法綜合事務所では、登記業務を中心に司法書士の様々な実務はもちろん、社会と司法書士との関わり合いををしっかり学ぶことができ ました。ここで学生時代に学んだことを実務に昇華させ、リーガルマインドを養うことができたと思っています。 司法書士は、対人のサービス業です。人がいるからこそ司法書士の仕事が生まれます。「人との関わりなしに司法書士という仕事はない」という当たり前の ことをこの4年間で強く意識するようになりました。
【Q4】普段、お仕事にはどのようなポリシーを持って取り組まれていますか? 「誠実」の一言に尽きます。法律に関わる者として、その適正な運用のために、市民との誠実な架け橋になることが私の終局の目標です。 光の照らす道をまっすぐに歩むことは、法曹三者や司法書士など、法律に携わる者が率先して行わなければならないことだと心得ています。
【Q5】最近のお仕事の中で印象的だったエピソードを教えてください。 法律は生き物だと言います。新たに作られ、改正され、運用されていく中で判例や先例、通達、学説などで変化をしていきます。 司法書士事務所の代表であるだけに、こういう法律の変化にも率先して追随するべきだと思っております。 ですから、知識のブラッシュアップが最も苦労しますし、やりがいもあります。 また成年後見分野にも取り組み始めていますが、この分野の仕事は人間としての資質を試されるものだとつくづく感じています。 “心を通い合わせる”という今まで司法書士が業務上あまり経験しなかったことを、第一に考える必要があります。 そもそも“心を通い合わせる”ことを仕事と考えるのかどうか。登記のようにドライに対応できない成年後見業務は、私の心も鍛えてくれます。
【Q6】お客様への対応に特に気を付けていることはありますか? 仕事をしていると色々な事が起こりますが、何事にも“お茶を濁らせて済ませない”ということです。
【Q7】初めて司法書士に依頼を考えている方へのアドバイスをお願いします。 医者に内科や外科があるように、それ程ではないとしても司法書士にも得意分野があります。 司法書士が受任する業務としては、登記申請、裁判書類作成、簡裁代理、債務整理、成年後見などでしょうか。 私もそうですが、何年この仕事をしていても初めて経験する仕事に出くわすことがあります。 そんなときは勉強しながら、調べながら、仕事の完成を目指しますが、それを専門とする司法書士にはスピードで敵わないでしょう。 ご依頼されようとする中身について、その司法書士が明るいのかどうかは率直に聞いて頂くことをお勧めします。 風邪をひいたと思ったときに、美容整形外科を訪れたりはしないものです。
【Q9】日頃の業務で多忙の中、どんなことでリフレッシュしていますか? 疲れてくるとジョギングをしたくなります。走っていると頭の中が整理され、気持ちも本当にリフレッシュします。 事務所は川崎の中でも比較的緑に恵まれた多摩区にあり、近くには多摩川や生田緑地、東高根森林公園などがあります。 なかなか遠くには行けませんが、近くでも自然を感じながら走ると、すっきりとした気分になります。 あとは…根っからのゲーマーですので、家族が寝静まった後、ゲームに興じています。 最近はもっぱら夜な夜な「スプラトゥーン」ですね。もちろんSランクですよ。ご存じですか?ああ、知らなイカ(笑)。
【Q10】すばり、司法書士の魅力とは何でしょうか? これまでに述べさせていただいたこと、全てが魅力です。 あえて申し上げるなら、司法書士が行なう接客は決して表面的なものに留まらない、ということでしょう。 司法書士というとその名称から、接客はおろか一日中書類とにらめっこしているイメージがありそうですし、まあ、実際そういう一日もそれなりにあります が…実務ではそれだけということはあり得ません。 むしろ、依頼者の性格や人間性を理解しないでは、進められない仕事も多くあります。 依頼者から聞き取った実に人間味あふれる事柄を、法律的に解釈し、登記などの司法書士が行なう作業に落とし込んでいく。 そのウェットとドライ、その両極端を味わえるのが司法書士だと思います。
- 自然に恵まれた川崎市多摩区に事務所を構える山根先生。
今日も「一生懸命」を合言葉に3名の司法書士と共に熱心に仕事に打ち込んでいます。
- 司法書士法人ウィスタリア
〒214-0023
神奈川県川崎市多摩区長尾5丁目22番10号